温泉の歴史を感じる!泉質名の変遷と「消えた名前」の秘密
温泉好きの方なら、古い温泉看板や資料で「含アルミニウム泉」や「含銅泉」という名前を目にしたことがあるかもしれません。
しかし、現在の温泉分析書(泉質名)では、これらを見かけることはほとんどなくなりました。
それはなぜでしょうか?
実は、日本の温泉の分類ルールは時代とともに進化しているんです。
かつては今よりももっと多くの泉質名が存在していました。
しかし、2014年に「鉱泉分析法指針」という大きなルール改訂が行われ、現在は温泉の泉質は大きく10種類に整理・統合されたのです。
この整理の際、「含アルミニウム泉」や「含銅泉」は、非常に希少で数が少ないといった理由などから、独立した泉質名としては除外されることになりました。
でも、名前が消えたからといって、その温泉の成分や魅力が消えたわけではありません。
むしろ、その個性を知ることで、より深く温泉を楽しめるようになるんですよ。
かつての「含アルミニウム泉」と「含銅泉」はどこへ行った?
では、かつてそう呼ばれていた温泉たちは、今はどんな特徴を持っているのでしょうか。
少し専門的ですが、友達に教えたくなるような豆知識として整理してみました。
| 旧泉質名 | 現在の分類と特徴 | 代表的な温泉地 |
|---|---|---|
| 含アルミニウム泉 | 現在は「酸性泉」などに含まれることが多いです。アルミニウムイオンを多く含み、殺菌力が非常に強いのが特徴。 | 蔵王温泉(山形県)、塚原温泉(大分県) |
| 含銅泉 | 現在は「含鉄泉」に準じた扱いとなります。銅イオンを含み、空気に触れると色が変化するのが特徴です。 | 磯部温泉(群馬県) |
群馬県民として誇らしいのは、あの有名な「温泉マーク(♨)」発祥の地として知られる磯部温泉が、かつては含銅泉として名を馳せていたことですね。
歴史ある温泉地には、こうした「隠れた成分」の物語が眠っているんです。
イソジンの色!?宮崎県で見つけた驚異の「含よう素泉」
温泉通の間で密かに話題になるのが、宮崎県宮崎市にある個性派温泉です。
ここには、現在の10種類の泉質の中でも特に「殺菌力」や「成分の濃さ」で注目される「含よう素泉」の名湯があるんです。
1. フェニックス・シーガイア・リゾート(松泉宮)
まず驚くのが、その溶存物質量です。なんと29,000mg/kgという、海水に近いレベルの超高濃度!
泉質名は「含よう素ーナトリウムー塩化物強塩温泉」といいます。
ここの露天風呂に入ると、まずその色と香りに驚かされます。
例えるなら、まさに「イソジンを薄めたような独特の茶褐色」。
含よう素泉特有の香りが立ち込め、「ああ、効いているな」と実感せずにはいられません。
オーシャンビューのリゾート感と、このマニアックな泉質のギャップがたまらないんですよね。
2. 宮崎観光ホテル(たまゆらの湯)
こちらも負けてはいません。泉質は「含よう素ーナトリウムー塩化物温泉」ですが、注目すべきはメタほう酸の含有量です。
温泉の基準値が5mg/kgであるのに対し、ここはなんと640mg/kg!100倍以上の数値です。
メタほう酸は洗浄・殺菌効果が高いとされており、にきび肌や肌荒れに悩む方にもおすすめしたい「美肌の湯」なんです。
独特の香りに包まれながら、大淀川の景色を眺めるひとときは、まさに至福ですよ。
温泉をもっと深く知るための一冊:高橋一喜 著『名湯を旅する』
私が旅のお供にしたり、家で眺めては次の旅先を妄想したりしているのが、高橋一喜さんの著書『名湯を旅する』です。
この本、全ページカラーで写真がとっても綺麗なんです。
選ばれている温泉施設も「本当に良いお湯」ばかりで、読んでいるだけで湯気が漂ってきそうな感覚になります。
温泉の知識を深めたいけれど、難しい専門書はちょっと……という方には、ぜひ手に取ってほしい一冊ですね。
旅のプロが選ぶ視点は、私たちの週末旅行を格上げしてくれますよ。
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群馬の湯力を再発見!草津温泉で味わう「酸性」の真髄
さて、かつての「含アルミニウム泉」に近い特徴を持つのが、我らが群馬の誇り、草津温泉です。
アルミニウムイオンを含み、強力な酸性度を誇る草津の湯は、まさに「お湯の力」で体を癒してくれる聖地。
ここでは、私が実際に訪れて「ここは間違いない」と感じた宿をいくつかご紹介しますね。
| 施設名 | 特徴・魅力 | 詳細予約 |
|---|---|---|
| 草津温泉 5種貸切風呂の宿 湯宿 きんだい | 5種類の貸切風呂で、草津の湯をプライベートに堪能。酸性泉の刺激を心ゆくまで楽しめます。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 草津温泉 源泉かけ流しの宿 ひのき亭 牧水 | ひのきの香りと草津の強酸性泉が絶妙にマッチ。落ち着いた和の空間で癒されたい方に。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 草津温泉 ホテルスパックス草津 | 高台に位置し、眺望も抜群。良質な源泉を贅沢に使用した大浴場が自慢のホテルです。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 草津温泉 ホテル櫻井 | お祭り広場で湯もみと太鼓ショーが楽しめます。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 草津温泉 ホテル一井 | 草津温泉でも希少な「白旗源泉」を引湯している大浴場(内湯)。露天風呂には草津で最も湯出量の多い「万代鉱源泉」。湯畑のすぐそばです。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 和える宿 高松 | 「喜びの宿 高松」にも出入り自由。湯畑から徒歩5分の好立地。湯畑厳選を引湯した浴場です。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 草津温泉 大東舘 | 湯畑から徒歩18秒の好立地。草津温泉のシンボル湯畑源泉から直接引いている数少ない温泉宿です。2つの姉妹館ホテルの湯巡りも楽しめます。 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
その他の宿泊施設はこちらで探せます >> 草津温泉の宿泊施設
ホテル櫻井の宿泊記はこちら >> ホテル櫻井宿泊記
草津ホテルの宿泊記はこちら >> 草津ホテル宿泊記
和える宿 高松の宿泊記はこちら >> 和える宿 高松宿泊記
まとめ:温泉は知れば知るほど面白い!
今回は「含アルミニウム泉」や「含銅泉」という、今では珍しくなった泉質名の歴史から、宮崎の濃厚な「含よう素泉」までご紹介しました。
温泉は単に「温かいお湯」ではなく、地球が作り出した大地の恵みのカクテルです。
次に温泉を訪れる際は、ぜひ脱衣所に掲示されている「温泉分析書」をじっくり眺めてみてください。
そこには、今回お話ししたような面白い物語が隠れているかもしれません。
群馬の山々が色づく季節、あなたも最高の「一湯」を求めて出かけてみませんか?
湯けむりの向こうに、新しい発見が待っていますよ。