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群馬県が誇る日本屈指の名湯・草津温泉。その中でも、ひときわ異彩を放ち、訪れる者を大正時代の浪漫へと誘う宿があります。それが今回ご紹介する「草津ホテル」です。
1913年創業、激動の歴史を刻む「草津ホテル」の歩み
草津ホテルの創業は1913年(大正2年)。当初は、当時としては珍しい本格的な洋館のホテルとして誕生しました。しかし、時代の変遷とともに、昭和27年には現在の姿である「純和風」の建築へと大規模な改築が行われました。
洋館から和風へ――。一見、逆行しているようにも思えるこの決断が、結果として現在の唯一無二の「大正ロマン」な佇まいを作り上げたのです。玄関をくぐると、磨き抜かれた廊下や高い天井、そして随所に残る洋風建築の名残が、私たちを過去へとタイムスリップさせてくれます。
この歴史ある宿には、かつて銀幕を彩った大スターたちも宿泊してきました。岸恵子さんや淡路恵子さんといった、昭和を代表する女優たちがこの廊下を歩き、同じ温泉に浸かったのだと思うと、胸が高鳴りますね。
2つの源泉を堪能できる贅沢!「西の河原」と「万代鉱」
草津温泉には数多くの源泉がありますが、草津ホテルではなんと「西の河原源泉」と「万代鉱源泉」の2種類を楽しむことができます。
西の河原源泉は、引湯している宿が限られている非常に貴重な源泉です。その湯冷めしにくい、しっとりとした肌触りは、女性客からも絶大な支持を得ています。
一方で、万代鉱源泉は「これぞ草津!」と言わんばかりの圧倒的な湧出量と酸性度を誇り、殺菌作用も抜群。2つのお湯を交互に楽しむことで、草津の湯の奥深さを全身で感じることができるでしょう。
冬の情緒に包まれる12月の宿泊体験
今回私が訪れたのは、12月の初旬。草津温泉はすでに雪の気配が漂い、キーンと冷えた空気が温泉の湯気をより一層濃く演出していました。この時期の草津ホテルは、まさに「冬の情緒」の極みです。
広々とした駐車場が完備されているため、冬場の車での訪問も安心です。雪景色の中に佇む木造建築の宿は、夜になると明かりが灯り、幻想的な風景を描き出します。
寒さに震えながらチェックインし、ラウンジで提供される温かい飲み物で一息つく瞬間は、何にも代えがたい至福のひとときでした。
草津旅行の参考にどうぞ:
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西の河原公園のすぐ隣、観光にも最適なロケーション
草津ホテルの立地は、観光の拠点としても完璧です。宿のすぐ裏手には「西の河原公園」が広がっており、湯川沿いに湧き出す温泉の川を眺めながら散策が楽しめます。
また、有名な「西の河原露天風呂」へも徒歩ですぐの距離にあるため、宿の風呂と外湯の両方を手軽にハシゴすることができます。
さらに、宿のすぐ隣には「片岡鶴太郎美術館」が併設されています。片岡鶴太郎氏の繊細で力強い作品群を鑑賞した後は、美術館併設のカフェでゆっくり過ごすのもおすすめです。宿泊者は優待価格で入場できる場合もあるので、チェックインの際にぜひ確認してみてください。
豊富な写真と共に振り返る、館内の魅力
館内を歩けば、どこを切り取っても絵になる光景ばかりです。磨き上げられた木の床に反射する光、大正時代の趣をそのままに残す談話室、そして和の情緒溢れる客室。写真は数多く撮影しましたが、そのどれもが言葉以上にこの宿の魅力を物語っています。
客室の窓から眺める冬の庭園は、静寂に包まれ、まるで時が止まったかのよう。都会の喧騒を忘れ、ただただお湯の音と薪ストーブの匂いに身を委ねる時間は、最高の贅沢と言えるでしょう。
まとめ:本物の「草津」を味わいたいあなたへ
草津温泉には多くの新しいホテルもできていますが、やはり草津ホテルが持つ独特の空気感、歴史の重み、そして「西の河原源泉」を守り続けてきた矜持は、他では味わえないものです。
大正ロマンの風情を楽しみ、2つの名湯で心身を癒し、美味しい会席料理に舌鼓を打つ。
そんな特別な休日を、ぜひ草津ホテルで過ごしてみてはいかがでしょうか。
特に冬のシーズンは、静寂の中に温泉の温もりが染み渡り、一生の思い出になること間違いありません。