群馬の温泉もいいけれど、たまには思い切って遠くへ飛び出したくなることがある。今回はそんな衝動に従って、北海道・道東エリアへ3泊4日の大周遊旅に出かけてきました。
層雲峡の断崖絶壁、世界自然遺産の知床、アイヌ文化が息づく阿寒湖、そして地球の丸さを実感できる釧路湿原。どれもテレビや雑誌で見たことはあったけれど、実際に足を踏み入れると、スケールの違いに何度も言葉を失いました。
それでは、旅の記録を順番にお届けします!
旅程の全体像:旭川IN・釧路OUTのオープンジョールート
今回の旅は羽田空港→旭川空港IN/釧路空港→羽田空港OUTという、いわゆるオープンジョー形式を採用しました。同じ空港に戻る必要がないので、移動が一方向で済み、道東をぐるりと周遊するのにぴったりのルートです。
| 日程 | 主な行程 | 宿泊地 |
|---|---|---|
| 1日目 | 旭川空港 → 銀河・流星の滝 → 層雲峡温泉 | 層雲峡温泉 |
| 2日目 | 道の駅おんねゆ → 網走フロックス公園 → 知床ウトロ | ウトロ温泉 |
| 3日目 | 知床五湖 → 硫黄山 → 阿寒湖温泉 | 阿寒湖温泉 |
| 4日目 | 釧路湿原 → 釧路市内 → 釧路空港 | (帰宅) |
1日目:大雪山の懐へ。銀河・流星の滝と層雲峡温泉
旭川空港に降り立ち、観光バスで大雪山の山麓へ向かうと、最初の目的地「銀河の滝・流星の滝」が待っていました。

断崖絶壁の柱状節理から流れ落ちる2本の滝は、日本の滝百選にも選ばれた名瀑。
白糸のように優美に細く流れる「銀河の滝」と、一本の太い柱となって豪快に落ちる「流星の滝」。夫婦滝とも呼ばれるこの2つの滝を眺めていると、大雪山の自然のスケールに、思わず声が出なくなります。
1泊目:ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT(層雲峡温泉)
この日の宿は、層雲峡温泉で最も高台に建つ「ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT」。温泉好きにとっては、ここだけで旅が完結してしまいそうな、極上の宿でした。
館内には3箇所の大浴場があります。
展望大浴場「蒼天の湯」、渓谷露天風呂「キャニオン」、本館大浴場「チニタの湯」。
気づいたら、それぞれ2回ずつ、合計6回も湯めぐりしていました(笑)。セルフロウリュサウナ、湯温の違う浴槽、見晴らし抜群の露天風呂と、温泉好きにはたまらない構成です。
さらに驚いたのが朝食ビュッフェ。朝から生ビールやワインが提供されていて、自分で作る海鮮丼やライブキッチンも充実。「朝からビール、いいの?」と思いながらも、思わず手が伸びてしまいました(笑)。

2日目:オホーツクの穴場スポットを経て、世界遺産・知床ウトロへ
2日目は道の駅おんねゆ温泉(北見市留辺蘂町)からスタート。
世界最大級のからくり鳩時計「果夢林(カムリン)」は毎正時に人形と鳩が動き出し、思わず時計の前で足を止めてしまいます。

館内の木製遊具エリアも楽しく、旅の途中の休憩スポットとして最高でした。
続いて立ち寄ったのが網走フロックス公園(網走市呼人)。
知る人ぞ知る穴場スポットで、開花の時期だと丘一面に広がるピンクや白のフロックスの花畑が圧巻です。今回は少し時期が遅かったので、花の終わり近くで残念でした。

さらに驚いたのが、散策路に敷き詰められた「ホタテの貝殻」。白い貝殻の小道が続く光景は、北海道らしさ満点で思わず写真を撮りまくりました。
入園無料(協力金200円)で、直売所では産直価格の野菜や黒にんにくも販売。

ミニトマト1パック100円、巨峰1g 1円という驚きの価格に、財布の紐が一気に緩みます(笑)。
2泊目:知床第一ホテル(ウトロ温泉)
この日の宿は、オホーツク海を望む高台に建つ「知床第一ホテル」。
大浴場「翡翠(ひすい)」は健康ランドのような広さで、サウナ・水風呂・寝湯・電気風呂・ジャグジー・露天風呂(寝湯付き)と、湯めぐりのバリエーションが豊富。ホテル入口には足湯まであります。
夕食はオールインクルーシブで生ビール・ワイン・地酒・焼酎などが飲み放題。

ライブキッチンで焼き上げる熱々ステーキ、新鮮な刺身を盛り放題の海鮮丼は、もう言うことなし。

食べ過ぎ・飲みすぎを反省しながら眠りにつきました(笑)。
翌朝の散歩では、ホテルからわずか200mの道路脇で野生のエゾシカ4頭と50m未満の至近距離で遭遇!

立派な角を持つ体長1m超のオスの存在感に圧倒されました。
北海道ならではの朝の体験です。
3日目:知床五湖のガイドウォーク、硫黄山の迫力、そして阿寒湖へ
この旅のハイライトのひとつが、知床五湖のネイチャーガイド付きウォークツアー。
世界自然遺産の原生林に囲まれた幻想的な湖沼群を歩きながら、ガイドさんがヒグマの通り道(熊道)や植物の生態、知床の自然の仕組みを丁寧に解説してくれます。

続いて向かったのが硫黄山(アトサヌプリ)。

アイヌ語で「裸の山」を意味するこの活火山は、山肌のあちこちから轟音とともに黄色い硫黄蒸気が噴き出していて、その迫力に思わず後ずさり。
リニューアルされた観光拠点「MOKMOKベース」では、名物の温泉卵(ガムテープをペタッと貼って一気に殻を剥くスタイルが名物!)と、ジェラートのような濃厚ソフトクリームを堪能しました。
3泊目:ニュー阿寒ホテル(阿寒湖温泉)
3泊目は阿寒湖畔の大型リゾート「ニュー阿寒ホテル」。
ここの目玉は、7階大浴場から専用階段を上った先にある屋上インフィニティスパ「天空ガーデンスパ」。地上30mの屋上で、湯あみ着を着用して阿寒湖と一体化する混浴スパを楽しめます。

湖面と空がそのまま繋がっているような感覚は、もう言葉では表現しきれない唯一無二の体験。
「温泉ってこんな楽しみ方もあるんだ」と、改めて感動しました。
4日目:地球の丸さを実感!釧路湿原と丹頂鶴
最終日は、まずはホテル近くの「アイヌコタン」を散策。
アイヌの伝統民芸品店や木彫り工房が立ち並ぶ幻想的な雰囲気の中、旅の余韻にゆっくり浸りました。

日本最大の湿原、釧路湿原国立公園へ。
温根内ビジターセンターから木道を歩いて展望台へ向かいます。
この日は小雨模様でしたが、それでもどこまでも続く湿原の広大さには圧倒されました。途中で野生の鹿にも遭遇するおまけつき。


昼食は釧路川河畔の「フィッシャーマンズワーフMOO」2階の港の屋台村へ。
あっさり醤油ベースに極細縮れ麺が絡む「釧路ラーメン」は、旅の締めくくりにぴったりのご当地グルメでした。
午後には雨が上がり、釧路湿原サテライト展望台(北斗展望台園地)から湿原の大パノラマを一望。そこで目にした光景が忘れられません。
はるか遠くの地平線が、ゆるやかな弧を描いているのが肉眼でわかるんです。

「地球って本当に丸いんだ」と、頭ではなく体で実感した瞬間でした。
最後に立ち寄った「釧路市丹頂鶴自然公園」では、特別天然記念物のタンチョウを間近で観察。ケージの天井に網がないのに、タンチョウたちがのびのびと暮らしている姿がとても印象的でした。

今回の宿泊ホテル一覧
| 宿泊先 | 所在地 | 評価 | 予約 |
|---|---|---|---|
| ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT | 北海道上川郡上川町層雲峡 | ★4.4 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| ウトロ温泉 知床第一ホテル | 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川 306 | ★4.44 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| ニュー阿寒ホテル(グランベルホテルズ&リゾーツ) | 北海道釧路市阿寒町阿寒湖温泉2-8-8 | ★4.14 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
道東旅行、これだけは気をつけて!リアルな注意点
最後に、温泉通として実際に旅して感じた注意点をまとめておきます。
- エゾシカの飛び出しに要注意:道東では車道脇にエゾシカが当たり前のように出没します。今回の旅でも、鹿と自動車が正面衝突した事故現場を間近で目撃しました。車のフロントバンパーが大破し、鹿も足を骨折して倒れていた光景は衝撃的でした。特に夕暮れ時やカーブ、森林沿いの道路では、スピードを控えめにして慎重な運転を心がけてください。
- 知床五湖はガイドツアーが断然おすすめ:個人で木道を歩くだけでは気づけないヒグマの痕跡や植物の生態を、プロのガイドがわかりやすく解説してくれます。旅の満足度が格段に上がります。
- 服装は重ね着で対応を:9月初旬の北海道は朝晩や雨天時に急激に冷え込みます。脱ぎ着しやすいウィンドブレーカーや薄手のフリースが重宝しました。
まとめ:道東は「大自然と名湯」が両方楽しめる最高の旅先
3泊4日の道東旅、振り返ってみると毎日が感動の連続でした。
- 層雲峡の断崖と名湯
- 知床の野生動物との出会い
- 阿寒湖の屋上インフィニティスパ
- 釧路湿原の地平線
どれも「来てよかった」と心の底から思える体験ばかりです。
群馬の温泉も大好きですが、たまにはこうして遠くへ飛び出すのもいいもの。
北海道の大自然は、日常のあれこれを全部リセットしてくれる力がありました。
ぜひ、次の旅の候補に道東を加えてみてください!
ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT 施設画像
ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT 客室画像
ホテル大雪 ONSEN&CANYON RESORT 地図画像
ウトロ温泉 知床第一ホテル 施設画像
ウトロ温泉 知床第一ホテル 客室画像
ウトロ温泉 知床第一ホテル 地図画像
ニュー阿寒ホテル(グランベルホテルズ&リゾーツ) 施設画像
ニュー阿寒ホテル(グランベルホテルズ&リゾーツ) 客室画像
ニュー阿寒ホテル(グランベルホテルズ&リゾーツ) 地図画像