「好きな温泉地はどこですか?」と聞かれたら、有名な温泉地が頭に浮かぶはず。
ところが草津でも別府でも箱根でもなく、兵庫県の湯村温泉を挙げる人がいるとしたら、かなりの温泉好きだと思いませんか?
私も以前訪れたことがあるのですが、あの独特の雰囲気は今でも忘れられません。今回はその魅力をたっぷりお伝えしますね。
開湯1200年!歴史ある温泉地「湯村温泉」
兵庫県美方郡新温泉町に位置する湯村温泉。その歴史はなんと848年(嘉祥元年)の開湯と言われており、1200年近い歴史を誇ります。平安時代から人々に愛されてきた温泉地というだけで、なんだかロマンを感じますよね。
温泉地の中心にあるのが「荒湯」と呼ばれる源泉。ここから湧き出るお湯はなんと98℃という高温!湯けむりがもうもうと立ち上る様子は、まさに「温泉地に来た!」という気分を高めてくれます。
荒湯のすぐそばには川が流れていて、その川沿いの景観と湯けむりが合わさった雰囲気がなんとも言えず素敵なんです。
足湯も整備されているので、宿泊しなくてもふらっと立ち寄って温泉気分を味わえるのも嬉しいポイント。
「トリプル美人の湯」ってどういうこと?
湯村温泉の泉質は「ナトリウムー塩化物・硫酸塩・炭酸水素塩温泉」。
ちょっと難しく聞こえますが、要するに塩類泉の3つの泉質が揃い踏みという、なかなか珍しいお湯なんです。
さらに面白いのが、源泉温度が100℃近くもあるにもかかわらず、お湯の濃度が比較的薄いという点。
通常、これだけ高温の源泉だと酸性泉や硫黄泉、あるいは濃い塩化物泉になることが多いんですが、湯村温泉はほぼ単純温泉に近いレベルの優しいお湯なんです。
その理由として考えられているのが、温泉が地表からわずか数メートルという浅い場所から湧いていること。
荒湯のすぐ横には川が流れており、川の水が混ざり合うことで、あの優しくマイルドなお湯になっているのではないかと言われています。なんとも不思議で、自然の妙を感じますよね。
名物「荒湯豆腐」を食べなきゃ帰れない!
湯村温泉に来たら、温泉に入るだけじゃもったいない!ぜひ味わってほしいのが名物の「荒湯豆腐」です。
荒湯の温泉を使って作る湯豆腐なのですが、これが絶品なんです。温泉水に含まれる重曹(炭酸水素ナトリウム)の成分が豆腐のたんぱく質に作用して、木綿豆腐なのに絹ごし豆腐のようにとろっとした食感になるんだとか。
温泉で体の内側も外側も癒せるなんて、最高ですよね。荒湯の周辺には豆腐を販売しているお店もあり、温泉卵とセットで楽しむ旅行者の姿もよく見かけます。
荒湯で温泉卵づくり体験も!
98℃という高温の荒湯では、温泉卵を自分で茹でることができます。専用のカゴに卵を入れて源泉に浸けるだけ、という手軽さが観光客に大人気。
湯けむりの中でじっくり待つ時間も、なんだか旅の醍醐味という感じがして好きです。
川沿いの足湯に浸かりながら、自分で作った温泉卵を食べる——そんなのんびりした時間が過ごせるのが、湯村温泉の魅力のひとつだと思います。
湯村温泉周辺の宿泊施設
湯村温泉とその周辺エリアには、さまざまなスタイルの宿泊施設があります。
のんびりと湯村温泉を楽しみたい方は、ぜひ一泊してゆっくり過ごしてみてください。
| 施設名 | 住所 | 予約 |
|---|---|---|
| 山陰湯村温泉 橋本屋旅館 | 兵庫県美方郡新温泉町湯1543 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 湯村温泉 佳泉郷 井づつや | 兵庫県美方郡新温泉町湯1535 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 山陰湯村温泉 朝野家 | 兵庫県美方郡新温泉町湯1269 | 楽天トラベルで宿泊プランを見る |
まとめ:湯けむりと歴史が織りなす、心に残る温泉地
兵庫県の湯村温泉、いかがでしたか?1200年の歴史、98℃の高温源泉「荒湯」、トリプル美人の湯、そして名物「荒湯豆腐」——どれをとっても、温泉好きなら一度は訪れてみたくなる魅力が詰まっています。
私がとくに好きなのは、荒湯周辺の湯けむりが漂う雰囲気。川のせせらぎと白い湯けむりが混ざり合う景色は、日常の喧騒を忘れさせてくれます。足湯に浸かりながらぼんやりする時間、最高なんですよね。
群馬の温泉も大好きですが、こうして日本各地の名湯を知るたびに「温泉っていいなあ」とあらためて感じます。
湯村温泉、次の旅の候補にぜひ加えてみてくださいね。湯の雰囲気、トリプル美人の湯の泉質、名物「荒湯豆腐」まで、温泉通が魅力をたっぷりお伝えします。