温泉地のおみやげといえば、やっぱり「温泉まんじゅう」ですよね。どこの温泉地に行っても必ずと言っていいほど目にするあの黒糖色のまんじゅう。でも、ふと考えてみると「なんで温泉地といえばまんじゅうなの?」って不思議に思いませんか?
実はこれ、ちゃんと発祥の地があるんです。しかも、その発祥の地はここ群馬県の伊香保温泉なんですよ!今日は温泉まんじゅうのルーツを辿りながら、知っているようで知らなかった温泉まんじゅうの豆知識をお届けします。
温泉地といえばまんじゅう、その理由は?
温泉地でまんじゅうが名物になっている理由、なんとなく「温泉の蒸気で蒸したから?」と思う方も多いかもしれません。確かに、大分の別府温泉では「地獄蒸し」といって温泉の蒸気で食材を蒸す文化があります。
「温泉=蒸す」「蒸す=まんじゅう」というイメージのつながりは、あながち外れてはいないかもしれません。
でも実は、温泉まんじゅうに限らず、ほとんどの「名物」って地域の自然な特性から生まれたというよりも、誰かが始めたものが広まって名物になったというケースがほとんどなんですよね。
温泉まんじゅうもまさにそのパターン。あるお店のひとつの商品が、日本中の温泉地に広がっていったんです。
温泉まんじゅうの元祖は伊香保温泉「勝月堂」
温泉まんじゅうの発祥は、群馬県伊香保温泉にある老舗和菓子店「勝月堂」。明治43年(1910年)に「湯乃花まんじゅう」を売り出したのが始まりとされています。
明治43年といえば、日本にスキーが初めて紹介されたのが明治44年ですから、温泉まんじゅうとスキーは日本での歴史の長さがほぼ同じということになります。それだけ長い歴史を持つ食べ物が、今も変わらず温泉地の定番おみやげとして愛されているって、なんだかすごいことですよね。
元祖だけあって「湯乃花まんじゅう」は今も大人気。伊香保温泉の石段街を歩けばすぐに見つかりますよ。蒸したてのほかほかをその場でいただくのが最高です!
温泉通が推す!群馬の温泉まんじゅうといえばこのお店
伊香保の勝月堂と並んで、私がぜひおすすめしたいのが草津温泉の「松むら饅頭」です。草津温泉に行くたびに必ず立ち寄るほどのお気に入り。テレビ番組でも紹介されたことがあるくらい、自信を持っておすすめできる一品です。
薄皮でしっとりとした生地に、上品な甘さのこしあんが詰まっていて、ひとつ食べるとついもうひとつ手が伸びてしまう。草津温泉に行く機会があれば、ぜひ松むら饅頭も試してみてください。
また、少し足を伸ばすと、新潟県赤倉温泉にも「萬寿堂(まんじゅう堂)」という美味しい温泉まんじゅうのお店があります。赤倉温泉は温泉ソムリエの発祥の地としても知られていて、その地に根付いた温泉まんじゅうもまた格別の味わいがあります。
実は理にかなっていた!温泉まんじゅうは「入浴前」に食べるべし
温泉宿に泊まると、部屋に温泉まんじゅうが置いてあることがよくありますよね。あれって、みなさんいつ食べていますか?お風呂上がりに食べている方も多いかもしれませんが、実は温泉まんじゅうは入浴前に食べるのがベストなんです!
その理由はこういうことです。
- 満腹の状態で温泉に入ると、消化不良を起こす可能性がある
- かといって空腹の状態での入浴は、貧血を起こすリスクがある
- 入浴前に温泉まんじゅう程度の軽いものを食べると、適度な糖分と塩分が摂れてちょうどいい
なるほど、確かに言われてみればそうですよね。空腹でもなく、満腹でもない状態で入浴するのが一番体にいいわけです。
温泉まんじゅう×緑茶のコンビが最強な理由
温泉まんじゅうといえば緑茶、というのはなんとなく「合う」というイメージがありますよね。でもこの組み合わせ、実は科学的にも理にかなっているんです。
緑茶には「茶カテキン」というポリフェノールが含まれています。このカテキンには還元効果(体の錆落とし効果)があると言われています。
そして注目すべきは、緑茶を飲んでから30分後に入浴して体を温めると、茶カテキンの吸収率がなんと7倍になるというデータがあること!
つまり、入浴前に温泉まんじゅうと緑茶をいただく→30分後に入浴→体が温まって茶カテキンの吸収率アップ、という流れが理想的なんです。
緑茶はもちろん入浴前の水分補給にもなりますし、一石二鳥どころか一石三鳥の効果がある組み合わせなんですね。
これを知ってから、温泉宿で部屋に置いてある温泉まんじゅうと緑茶を見る目が変わりました。「宿のおもてなし」として置いてあるだけじゃなく、ちゃんと意味があったんだなあと、なんだか感動しましたよ。
温泉まんじゅう発祥の地・伊香保温泉に泊まってみよう
温泉まんじゅうのルーツを知ったら、やっぱり発祥の地・伊香保温泉に泊まってみたくなりますよね。
伊香保温泉は群馬県を代表する温泉地のひとつで、石段街の風情ある雰囲気と、茶褐色の「黄金の湯」が有名です。石段を歩きながらまんじゅうをほおばる、そんな旅もいいものですよ。
伊香保温泉には素敵な宿がたくさんありますが、その中からおすすめの宿をご紹介します。
| 宿名 | 特徴・住所 | 予約リンク |
|---|---|---|
| 伊香保温泉 温泉宿 塚越屋七兵衛 | 歴史ある名湯を心ゆくまで。 群馬県渋川市伊香保町伊香保175 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 いかほ秀水園 | おもてなしの心を感じる宿。 群馬県渋川市伊香保町伊香保557 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 ホテル松本楼 | 絶景と名湯が自慢。 群馬県渋川市伊香保町伊香保164 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 横手館 | 宝永年間の創業、情緒溢れる木造建築の館。 群馬県渋川市伊香保町伊香保11 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 Doggyスイート ペロ | 愛犬とそのご家族が共にくつろぎ、たのしむための温泉宿。 群馬県渋川市伊香保町伊香保166-3 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 ホテル天坊 | 本格会席料理を堪能。 群馬県渋川市伊香保町伊香保396-20 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 お宿玉樹 | 石段街の上り口に位置、スタッフの温かなおもてなし。 群馬県渋川市伊香保町伊香保87-2 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 心に咲く花 古久家(こくや) | 源泉かけ流しの黄金の湯と選べる色浴衣。 群馬県渋川市伊香保町伊香保52 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 千明仁泉亭(ちぎらじんせんてい) | 明治の文豪徳冨蘆花が愛した老舗旅館。 群馬県渋川市伊香保町伊香保 45番地 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 森秋旅館 | 雨情の湯。石段街に便利な立地。 群馬県渋川市伊香保町伊香保60 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 ホテル木暮 | 伊香保温泉総湧出量の1/4を保有。 群馬県渋川市伊香保町伊香保135 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 岸権旅館 石段街隣接 希少源泉「黄金の湯」の宿 | 室町時代から受け継がれてきた伝統、大正ロマン薫る館内。 群馬県渋川市伊香保町伊香保甲48 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 旅館 さくらい | 白銀の湯。露天風呂付き客室5部屋。プライベートな温泉。 群馬県渋川市伊香保町伊香保210-2 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 石坂旅館 | 石段街まで徒歩1分。【黄金の湯】源泉かけ流しの湯。 群馬県渋川市伊香保町伊香保67 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 市川別館 晴観荘 | 白銀の湯。高台に位置し、見晴らしは伊香保随一。 群馬県渋川市伊香保町伊香保557 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 あかりの宿 おかべ | 四つのあかりの客室。伊香保で一番ちいさな料理宿。 群馬県渋川市伊香保町伊香保373-8 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 旅館 春日楼 | 伊香保の石段から少し離れた静かで落ち着ける空間。ワンちゃんと宿泊できるお部屋も。 群馬県渋川市伊香保町伊香保329-10 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 香雲館 | 塚越屋七兵衛の別館。全室趣の異なる露天風呂付客室。 群馬県渋川市伊香保町伊香保175 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
| 伊香保温泉 福一 | 「黄金の湯」と「白銀の湯」の両方を楽しめる。 群馬県渋川市伊香保町伊香保香湯5-4 |
楽天トラベルで宿泊プランを見る |
まとめ:温泉まんじゅうは群馬が誇る文化遺産!
今回は温泉まんじゅうの発祥から、食べるベストタイミング、緑茶との黄金コンビの秘密まで、たっぷりとお届けしました。
まとめるとこんな感じです。
- 温泉まんじゅうの発祥は群馬県伊香保温泉の「勝月堂」、明治43年から続く歴史
- 温泉まんじゅうは「入浴前」に食べるのがベスト
- 緑茶と合わせて入浴30分前に食べると、カテキンの吸収率が7倍に!
次に温泉宿に泊まる機会があったら、部屋に置いてある温泉まんじゅうと緑茶を入浴前に味わってみてください。
ただの「おやつ」じゃなく、体にいい理由がちゃんとあるんだと思うと、なんだかより一層美味しく感じられると思いますよ。
そして、温泉まんじゅうのルーツを持つ伊香保温泉にも、ぜひ足を運んでみてください。石段街で元祖「湯乃花まんじゅう」を食べながら、その歴史に思いを馳せる旅、きっと忘れられない体験になるはずです。