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今回は「胃に優しくて、でも贅沢なものを食べたい」という妻のリクエストに応え、猿ヶ京ホテルの豆腐懐石を目当てに旅をしてきました。
歴史ある温泉地の静かな空気と、ここでしか味わえない豆腐の温もり、そして赤谷湖の絶景に癒やされた体験を余すことなくお届けします。
「猿ヶ京温泉」は、群馬県北部に位置し、赤谷湖を望む静かな温泉地です。
猿ヶ京温泉は、草津や伊香保といった有名温泉地に比べて観光客が比較的少なく、静かな環境が保たれています。
実際、宿泊者の多くは50代以上の夫婦や落ち着いた旅行を好む層で、館内や温泉でもゆったりとした時間が流れていました。
今回は、自家製豆富が絶品と評判の「猿ヶ京ホテル」への宿泊体験と、湖の絶景を楽しめる日帰り温泉「まんてん星の湯」を巡る、心もお腹も満たされる旅の記録をお届けします。
この記事の目次
歴史ある猿ヶ京温泉の入り口「猿ヶ京関所跡」
国道17号線を北上し、猿ヶ京温泉の入り口に差し掛かると、まず目に飛び込んでくるのが「猿ヶ京関所跡」です。

ここはかつて三国街道の要所として、越後へと続く旅人たちを見守ってきた場所。
江戸時代の面影を残す資料館には当時の通行手形や資料が展示されており、歴史好きにはたまらないスポットです。
温泉街に入る前に、まずはここでこの土地の歴史に触れておくと、その後の滞在がより深いものになりますよ。
関所跡の近くにある大きなカヤの木は、樹齢も長く圧巻の存在感です。ぜひ、足を止めて見上げてみてください。
関所を抜けると、目の前には美しい「赤谷湖」が広がります。
湖畔には整備された遊歩道があり、温泉街へ向かう前に少し散策するのもおすすめ。
湖を跨ぐ大きな橋の上からは、スリル満点のバンジージャンプが行われていることも!
温泉街から歩いて数分で見学に行けるので、勇気のある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。
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猿ヶ京ホテルの名物「豆腐懐石」と「ソフトすのこ」のお風呂
今回お世話になったのは、赤谷湖のほとりに佇む「猿ヶ京ホテル」。
こちらの最大の特徴は、なんといっても大女将の熱い想いから生まれた「自家製豆富」をメインにした懐石料理です。
絶品の豆富懐石:自分で湯葉をすくう贅沢なひととき
夕食の時間、お食事処へ向かうと、色とりどりの豆富料理が並びます。

ホテル内に専用の工場を持っており、上質な国産大豆と三国山系の清らかな水を使って毎日手作りされているそうです。
高級料亭や茶懐石旅館で修行を積んだ調理長が手がける料理は、どれも繊細で美しいものばかり。

特に印象的だったのが、お鍋で湯葉を作って食べる料理です。
鍋の中でふわりと固まっていく豆乳から、自分たちの手で「湯葉」をすくい上げて食べる演出には、妻も大喜びでした。

温められた豆乳の表面に薄い膜が張るのを待ち、それを竹串でそっとすくい上げる瞬間は、まるで大人の理科の実験のようでワクワクします!
出来立ての湯葉は口の中でとろけるような甘みがあり、市販のものとは全く別物です。
他にも豆乳グラタンや、豆富の創作料理など、豆富の概念が変わるほどの満足感です。
源泉掛け流しと「ソフトすのこ」の優しいお風呂
猿ヶ京ホテルのお風呂は、本館から道路を挟んだ向かい側にあります。一見「移動が大変そう」と思うかもしれませんが、ご安心ください。
宿泊者は道路地下の専用地下通路を通って移動できるようになっています。地下通路を使えば雨の日でも濡れる心配がなく、階段の登り降りも旅の風情を感じさせます(外の道を渡って行くことも可能です)。
私はこの「秘密基地」のような通路を歩くのが、なんだか童心に帰るようで少しワクワクしてしまいました。
大浴場に足を踏み入れると、高い天井が開放感たっぷり!
床には「ソフトすのこ」が敷かれており、足元が滑りにくく、冷たさを感じない優しい設計になっています。
源泉掛け流しの温泉は、岩風呂や檜風呂、ジャグジー、さらには季節の風を感じる露天風呂と種類も豊富。
熱めの湯とぬるめの湯が分かれているので、長湯を楽しみたい方にもぴったりです。
お風呂は広々としており、無色透明の柔らかなお湯が、歩き疲れた足を優しく包み込んでくれました。
自家源泉の歴史と背景
現在の猿ヶ京温泉は、もともと別の場所に存在していました。
かつては「湯島河原」に位置し、以下の4つの宿がそれぞれ自家源泉を持っていました。
桑原館(現在の猿ヶ京ホテル)
長生館
見晴館
相生館(笹の湯温泉)
しかし昭和30年、相俣ダムの建設によって赤谷湖が完成。この影響で、これらの宿と源泉は湖の底に沈むことになります。
そこで群馬県と旅館側は「温泉源の補償協定」を締結。新たに湯島地区に1本の共有源泉を掘削することになりました。
この源泉は
👉 「共有泉湯島」 と名付けられ、4つの宿がそれぞれ4分の1ずつ所有しています。
さらに「湯元泉協同組合」を設立し、共同で管理・運営されるようになりました。
豊富な湯量とかけ流しの贅沢
共有泉湯島から湧き出る温泉は、
👉 毎分 約600〜660リットル
という非常に豊富な湯量を誇ります。
そのうち猿ヶ京ホテルでは
👉 毎分 約150〜165リットル
を使用しており、贅沢なかけ流し温泉として楽しむことができます。
新鮮なお湯をそのまま味わえるのは、大きな魅力のひとつです。
泉質について
猿ヶ京温泉の特徴は、やわらかく肌なじみの良いお湯。
温泉名:猿ヶ京温泉(源泉名:共有泉湯島)
泉質:カルシウム・ナトリウム硫酸塩温泉
性質:弱アルカリ性低張性高温泉
泉温:55.5℃
色:無色透明
刺激が少なく、幅広い年代の方に親しまれています。
温泉の効能
以下に、主な効能を表形式でまとめました。
| 分類 | 効能 |
|---|---|
| 痛み・運動器系 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき |
| 消化器・内臓 | 慢性消化器病、痔疾 |
| 体質改善 | 冷え性、疲労回復、健康増進、病後回復期 |
| 血管・循環器 | 動脈硬化症 |
| 皮膚・外傷 | きりきず、やけど、慢性皮膚病 |
入浴時の注意(禁忌症)
どんなに良い温泉でも、体調によっては注意が必要です。
以下のような場合は入浴を控えましょう。
発熱を伴う急性疾患
活動性の結核
悪性腫瘍
重い心臓病・呼吸不全・腎不全
出血性疾患や高度の貧血
妊娠中(特に初期・末期)
無理せず、自分の体調に合わせて楽しむことが大切です。
夕食後の楽しみも充実
私たちが宿泊した時は、夕食後のイベントが充実していました。
杵による餅つき体験があり、つき上がった餅をいただきました。


女将さんの民話話しもあり、聞き入りました。猿ヶ京温泉の由来に関する民話でした。

こういったイベントが有るのも、記帳な体験ができていいですね。
近隣のアクティビティも充実
折角猿ヶ京温泉に来たなら、近くのアクティビティも体験したいですね。
赤谷湖の絶景
宿でゆっくりした後は、周辺を散策するのも猿ヶ京温泉の楽しみ方です。ホテルのすぐ近くには、美しい「赤谷湖」が広がっています。

湖の周りには遊歩道が整備されており、定年後の私たち夫婦にはちょうど良い散歩コースになります。
四季折々の景色を眺めながら、二人でこれからの人生についてゆっくり語り合う時間は、何物にも代えがたいひとときでした。
勇気が必要な「猿ヶ京バンジージャンプ」
みなかみ町には、「諏訪峡バンジー(42m)」と「猿ヶ京バンジー(62m)」の2か所のバンジーサイトがあります。
この猿ヶ京バンジーは、猿ヶ京温泉から歩いても行ける距離にあります。
私たちは猿ヶ京温泉街を散歩していて、偶然に「猿ヶ京バンジー」を見つけました。
赤谷湖にかかる、橋の上に「猿ヶ京バンジー」がありました。橋の上から下を覗くと、その高さに足がすくんでしまいました。
バンジージャンプをして引き上げられるところ

実際バンジーを楽しんでいる方がおられて、私たちは「すごいねえ」と感心しながら眺めるばかり。
自分で飛ぶ勇気はありませんが、そのダイナミックな光景を見るだけでも十分な刺激になります。
グルメとアクティビティも充実
猿ヶ京温泉の近くは、温泉だけでなく、食事処も非常に充実しています。
上州麦豚を使ったトンカツや生姜焼きなど、群馬ならではの地産地消メニューが味わえます。
また、この施設では大衆演劇の公演が行われていたり、外ではカヤックやBBQ、キャンプなどのアクティビティも体験できたりと、一日中過ごせるエンターテインメント拠点となっています。
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猿ヶ京温泉旅の最後は星空と湖に癒される「まんてん星の湯」
猿ヶ京温泉旅の最後は日帰り温泉へ|まんてん星の湯で締めくくる
日帰り温泉「まんてん星の湯」は、猿ヶ京ホテルから車ですぐの場所にあります。
当然ながら私たちも最後は、日帰り温泉施設「まんてん星の湯」へ立ち寄りました。
ここはユネスコエコパークに登録された豊かな自然を満喫できるスポットです。
ここは地元の方にも愛される日帰り入浴施設で、非常に開放感があります。
宿泊した宿とはまた違う景色を楽しめるのが、温泉はしごの醍醐味ですよね。
露天風呂からの景色が最高!
こちらの施設は高台にあるため、露天風呂からの眺めが本当に素晴らしかったです。
露天風呂からの眺めはまさに「絶景」の一言。
目の前に広がる赤谷湖と、周囲の山々が織りなす景色は、日々の疲れを吹き飛ばしてくれます。
昼:山々に囲まれた赤谷湖の深い青
夜:名前どおりの満天の星空
露天風呂に入りながらこの景色が見られるの、普通に反則レベルです。
特に夜は、街の明かりが少ないぶん星がくっきり。
ぼーっと湯に浸かりながら空を見てると、時間の感覚ちょっと消えます。
2つの湯船で違う雰囲気を楽しめる
館内にはタイプの違う2つの浴場があります。
● 里の湯
石庭に囲まれた、落ち着いた和風の露天風呂。
寝湯もあって、じっくり長湯したい人向け。
● 七夕の湯
石張りの洋風スタイル。
開放感があって、また違った雰囲気が楽しめます。
※男女は日替わりで入れ替えなので、どちらも楽しめるのが嬉しいポイント。
毎日「一番風呂」が楽しめる
ちょっと珍しいのがここ。
👉 毎日営業後に全てのお湯を抜いて清掃 → 新しく温泉を入れ直し
つまり…
👉 毎朝、ほぼ“完全な一番風呂”状態
これは地味にかなり贅沢。
清潔さも安心感あるし、お湯もフレッシュです。
お湯の特徴:しっかり温まって、肌すべすべ
泉質は猿ヶ京温泉の源泉「共有泉湯島」。
カルシウム・ナトリウム硫酸塩泉
弱アルカリ性低張性高温泉(約58℃)
ざっくり言うと、
体の芯までしっかり温まる
湯冷めしにくい
肌の角質をやわらかくしてすべすべ感アップ
お風呂上がり、しばらくポカポカが続くタイプのお湯です。
内湯だけでなく、じんわりと体の芯から温まる「ボナサウナ」も完備されており、サウナ好きにも嬉しい施設です。
温泉の効能
| 分類 | 効能 |
|---|---|
| 痛み・運動器系 | 神経痛、筋肉痛、関節炎、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき |
| 内臓・体調 | 慢性消化器病、冷え性、疲労回復 |
| 血管系 | 動脈硬化 |
| 皮膚・外傷 | 切り傷、やけど、慢性皮膚炎 |
貸切温泉でゆったり過ごすのもアリ
「せっかくなら家族やパートナーとゆっくり入りたい」ならこれ。
90分:3,000円(※別途入館料)
木の浴槽で香りも楽しめる
広いスペースでのんびり
さらにここでよもぎ蒸しもできます。
よもぎ蒸しで内側から整う
韓国伝統の健康法「よもぎ蒸し」も体験可能。
40分:2,500円
貸切利用時:1,500円
蒸気で体を温めるタイプなので、冷えや美容ケア目的の人に人気。
私たちのような年配層だけでなく、家族連れや若いカップルも多く、活気がありながらも落ち着ける不思議な空間です。
湯上がりには、広々とした休憩スペースで一休み。
窓の外を流れる雲を眺めていると、「ああ、また明日から頑張ろう」という活力が湧いてくるのを感じました。
猿ヶ京温泉のおすすめ宿泊施設
猿ヶ京温泉には、猿ヶ京ホテル以外にも魅力的な宿がたくさんあります。それぞれの好みに合わせて選んでみてくださいね。
ル・ヴァンベール湖郷
2023年5月にリニューアルしたばかりの、モダンでオシャレな宿です。
湖畔に佇む立地を活かし、なんと館内には薪窯があり、本格的なナポリピッツァが楽しめます。
露天風呂付き客室もあるので、プライベートな時間を大切にしたい方におすすめです。
旅籠屋 丸一
まるで美術館のような洗練された館内が特徴の宿。貸切風呂が入り放題という太っ腹なサービスがあり、源泉を独り占めできます。自家製の創作料理も評判で、質の高い旅をリーズナブルに楽しみたい方にぴったりです。
温宿 三河屋
囲炉裏の個室や炭火ダイニングでいただく、どこか懐かしい「ふるさと料理」が自慢の宿。趣の異なる5つの貸切風呂はすべて源泉掛け流し。心温まるおもてなしと、炭火の香りに癒されたい方はこちらへ。
蔵やしき野の花畑
赤谷湖を眼下に望む閑静な場所にあり、江戸時代の蔵を移設した造りや囲炉裏が歴史を感じさせます。手作りの田舎料理は、おばあちゃんの家に遊びに来たような安心感を与えてくれます。静かにゆっくり過ごしたい大人の隠れ家です。
まとめ:猿ヶ京温泉で心豊かな休日を
猿ヶ京ホテルでの絶品豆富懐石、そして「まんてん星の湯」での絶景温泉巡り。
猿ヶ京温泉は、
- ダム建設という歴史を乗り越えた貴重な源泉
- 豊富な湯量による贅沢なかけ流し
- 幅広い効能を持つやさしい泉質
といった自然と食、そして歴史がぎゅっと詰まった素晴らしい温泉地でした。
自然の中でゆったりと身体を癒したい方には、ぴったりの場所。
都心からのアクセスも良く、週末のプチ旅行にも最適です。赤谷湖の穏やかな水面を眺めながら、自慢の豆富料理に舌鼓を打つ……。
そんな贅沢な時間を過ごしに、ぜひ群馬県・猿ヶ京温泉へ足を運んでみてください!
猿ヶ京温泉 口福のおもてなし 豆富懐石 猿ヶ京ホテル
猿ヶ京温泉 口福のおもてなし 豆富懐石 猿ヶ京ホテル
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猿ヶ京温泉 ル・ヴァンベール 湖郷(こきょう)
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旅籠屋丸一 時を結ぶ 和美心の宿
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猿ヶ京温泉 温宿 三河屋
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猿ヶ京温泉 蔵やしき野の花畑
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