皆さま、こんにちは。「湯けむり散歩人」です。群馬の温泉を愛して30年以上になりますが、温泉の奥深さにはいつも驚かされます。
今回は、温泉好きなら一度は耳にしたことがある「硫黄の香り」の正体と、実はちょっと怖い「無臭」の真実、そして私が太鼓判を押す長野県の名湯についてお話ししますね。
この記事の目次
硫黄は無臭?温泉の香りの正体を解き明かす
温泉地に行くと漂ってくるあの独特の香り。私たちはついつい「硫黄の臭いがするね」なんて言いがちですが、化学的に言うと硫黄そのものは無臭なんです。
あの卵のような臭いの正体は「硫化水素(H2S)」というガス。専門的には「硫化水素臭」と呼ぶのが正解です。
でも、温泉好きの間ではあの香りは癒やしの象徴ですよね。卵のような臭いではなく、「温泉は良い臭いなので『香り』と呼びたい」ですよね。
あの香りを嗅ぐだけで、体がリラックスモードに切り替わるような気がしませんか?
ちなみに、温泉法で「硫黄泉」と名乗るにはちゃんとしたルールがあります。
「硫化水素イオン」「チオ硫酸イオン」「遊離硫化水素」という3つの成分に含まれる硫黄の合計が、お湯1kgあたり2mg以上含まれていなければなりません。
この基準をクリアして初めて、あの濃厚な香りと効能が保証されるわけですね。
「無臭」は危険のサイン?知っておきたい安全知識
ここで少し、安全に関わる大切なお話を。
硫化水素は温泉の恵みである一方で、高濃度になると毒性を持つガスでもあります。
一番怖いのは、濃度が20〜30ppmを超えると、人間の嗅覚が麻痺して臭いを感じなくなるということなんです。
「臭いがしなくなったから安心」ではなく、実はそこが一番危険な状態かもしれないんですね。
もちろん、一般的な温泉施設の浴室では、湯面から10cmの高さで20ppm以内、床から70cmの高さで10ppm以内という厳しい基準が設けられています。
換気もしっかりされているので、普通に入浴する分には全く心配ありません。
ただ、源泉がボコボコと湧き出している「泉源地」付近などはガスが溜まりやすいので、立ち入り禁止区域には絶対に入らないようにしましょうね。
温泉通が惚れ込む名湯!長野県「白馬八方温泉」
さて、臭いのお話の次は、私が実際に訪れて「これはすごい!」と感動した温泉をご紹介します。
それは長野県にある白馬八方温泉です。
ここの最大の特徴は、なんといってもその強烈なアルカリ性!
pH11以上という、日本でも屈指の高アルカリ性を誇ります。
お湯に浸かった瞬間、肌がヌルヌル、ツルツルしてくるのが分かります。
まるで天然の石鹸に包まれているような感覚で、まさに「美人の湯」そのもの。
さらに驚くべきは、この温泉にはガスの「水素(H2)」が豊富に含まれていると言われていること。
水素には高い還元力があるため、体のサビを落としてくれるアンチエイジング効果も期待できるんです。
まさに、心も体もリフレッシュするには最高の場所ですよ。
さらに美肌を目指すなら!「倉下の湯」との贅沢ハシゴ湯
白馬八方温泉だけでも十分素晴らしいのですが、温泉通としておすすめしたい究極の入浴法があります。
それは、白馬八方温泉で肌をきれいにした後に、近くにある「倉下の湯」へハシゴすることです。
まず、強アルカリ性の白馬八方温泉で肌の古い角質や汚れをさっぱりと落とします。
その後に、ナトリウムー塩化物・炭酸水素塩温泉である「倉下の湯」に浸かるんです。
塩分を含んだお湯が、きれいに掃除された肌を優しくコーティングして、潤いを閉じ込めてくれます。
この「クレンジング」からの「保湿」という流れは、美肌作りの理想的なステップ。
白馬の大自然を眺めながらのハシゴ湯は、まさに至福のひとときですよ。ぜひ皆さまも、この贅沢な湯めぐりを体験してみてください。
白馬八方温泉を満喫できるおすすめの宿
白馬八方温泉をじっくり楽しむなら、やはり宿泊が一番です。
周辺には魅力的なお宿がたくさんありますので、表にまとめてみました。
| 施設名 | 住所 | 宿泊予約 |
|---|---|---|
| 白馬八方温泉 白馬ピエモン ヤマジュウ | 長野県北安曇郡白馬村八方 | 楽天トラベルでプランを見る |
| 白馬八方温泉 白馬ホテル花乃郷 | 長野県北安曇郡白馬村八方5025 | 楽天トラベルでプランを見る |
| 白馬八方温泉 ホテル五龍館 | 長野県北安曇郡白馬村北城3353 | 楽天トラベルでプランを見る |
温泉の香りに包まれ、成分の力を肌で感じる。
そんな贅沢な時間を過ごすために、皆さまもぜひ白馬へ足を運んでみてください。
群馬の温泉も最高ですが、お隣の長野にも素晴らしい出会いが待っていますよ。
それでは、皆さまの旅が素敵なものになりますように!