こんにちは、湯けむり散歩人です。つる舞う形の群馬県から、今日も温泉の香りに包まれて、皆さんに癒しの情報をお届けします。
群馬に住んで30年以上になりますが、草津や伊香保、四万に水上…どこへ行っても新しい発見があって、本当に温泉は奥が深いですよね。
さて、皆さんは温泉に入るとき、「肩までしっかりつかる全身浴」と「みぞおちまでつかる半身浴」、どちら派ですか?
実はこれ、時代によってトレンドがあったり、体のへの影響が全然違ったりするんです。
今回は最新のトレンドからどっちが良いのか、そして意外と知らない温泉マナーについても、実体験を交えてお話ししたいと思います!
この記事の目次
かつては空前の「半身浴ブーム」があった!
私が温泉について深く学び始めた頃、2002年あたりは、まさにテレビの健康番組で「半身浴」が魔法の入浴法のように紹介されていた時期でした。
それまでお風呂といえば「肩までつかって10数えなさい」と親に教わった世代からすると、おへそから上を出して入るなんて、なんだか物足りないような、不思議な感覚だったのを覚えています。
当時のブームの理由は、なんといっても「心臓への負担が少ないこと」でした。実はお風呂の「水圧」って、私たちが思っている以上にすごいんです。
肩までしっかりお湯につかる全身浴の場合、体全体にかかる水圧はなんと500kg以上!さらに心臓の周りだけでも約80kgの圧力がかかると言われています。
これって、ちょっとした力士に抱きつかれているようなものですよね。そう考えると、心臓をお湯の上に出す半身浴が「体に優しい」ともてはやされたのも納得です。
いま、再び「全身浴」が見直されている理由
でもね、最近はまた「やっぱり全身浴がいいよね」という声が大きくなっているんです。というか、私自身も完全に「全身浴派」です。なぜなら、温まり方の効率が圧倒的に違うから!
実験データなどによると、半身浴で全身浴と同じくらいまで体温を上げようとすると、なんと全身浴の約2倍の時間がかかると言われています。忙しい現代人にとって、この時間の差は大きいですよね。
しかも、温泉の場合は「成分」が大事。お湯につかっている面積が広ければ広いほど、温泉の有効成分が皮膚から吸収される効率も高まるんです。
そして何より、肩までお湯に包まれた瞬間の「あ〜、極楽極楽…」というあの開放感!あれは全身浴でしか味わえない醍醐味ですよね。上半身が冷えやすい冬場や、露天風呂なんかでは、やっぱり肩までしっかりつかりたいものです。
温泉ソムリエ直伝!いいとこ取りの入浴法
「じゃあ結局どっちがいいの?」と思いますよね。私のおすすめは、「全身浴をメインに、時々半身浴を挟む」というスタイルです。
ずっと肩までつかっていると、のぼせやすくなったり、心臓に負担がかかり続けたりします。そこで、以下のステップを試してみてください。
- まずはかけ湯をしっかりして、体を温泉に慣らす
- 最初は全身浴で、肩までどっぷり。温泉の成分を全身で受け止める(3〜5分程度)
- ちょっと熱くなってきたな、と思ったら、浴槽内の段差に腰掛けて半身浴に切り替える
- 落ち着いたらまた全身浴…これを繰り返す
これなら、心臓を休ませながらも、効率よく体を温めることができます。
私も群馬の名湯を巡る時は、いつもこの「交互浴スタイル」で、1回の入浴をじっくり30分くらい楽しんでいますよ。
意外な落とし穴? 浴槽の縁に座るのはマナー違反?
ここで、温泉好きの皆さんにぜひ知っておいてほしい「マナー」のお話があります。
半身浴をしようと思って、あるいはちょっと体を休めようと思って、浴槽の縁(ふち)に座ることってありませんか?
実はこれ、地域によっては地元の方にすごく叱られてしまうことがあるんです。特に有名なのが、大分県の別府温泉。
あちらの方々は、浴槽の縁に頭を乗せて寝るように入浴する習慣があるんです。つまり、他の人にとっての「枕」に、自分がお尻を乗せてしまうことになるわけですね。これは確かに、いい気分はしませんよね。
また、東北地方などの湯治場でよく見られる、浴槽の横でゴロンと仰向けになる「トド寝」。これも気持ちいいのですが、混雑している場所や「トド寝禁止」の貼り紙がある場所では絶対に控えましょう。
基本的には、体を休めたい時は「浴槽内の段差で半身浴」をするか、一度お湯から上がって「洗い場の椅子」に座って休憩するのがスマートな大人のマナーです。
マナーを守って楽しみたい!別府のおすすめ宿
マナーのお話で例に挙げた別府温泉ですが、本当に素晴らしいお湯の宝庫です。
私も何度か足を運びましたが、あの活気ある温泉街の雰囲気は格別です。もし皆さんが別府へ行かれるなら、こんな宿がおすすめですよ。
別府温泉 杉乃井ホテル(オリックスホテルズ&リゾーツ)
圧倒的な開放感の「棚湯」が有名ですよね。ここは広々としているので、全身浴も半身浴も思いのまま。家族連れでも気兼ねなく楽しめるのが魅力です。
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ by IHG
ラグジュアリーな気分で温泉を楽しみたいならここ。洗練された空間での入浴は、まさに至福のひととき。心臓に負担をかけないよう、ゆったりとした時間を過ごせます。
別府温泉 竹と椿のお宿 花べっぷ
女性に人気の、和の温もりに溢れたお宿です。細やかな気配りが感じられるお風呂で、マナーを守りながら優雅に温泉を堪能できますよ。
まとめ:あなたにぴったりの入浴スタイルを見つけよう
いかがでしたか? 全身浴と半身浴、どちらが良いという正解はありませんが、「自分の体調と相談しながら、両方を組み合わせる」のが、現代のベストな入浴法だと言えそうです。
温泉は、日々の疲れを癒し、明日への活力を養う大切な場所。マナーを守って、周りの方への思いやりを持ちながら、最高の一湯を楽しんでくださいね。群馬の温泉でも、別府の温泉でも、お湯はいつでもあなたを優しく包み込んでくれますよ。
それでは、次回の温泉巡りでお会いしましょう。湯けむり散歩人でした!
別府温泉 杉乃井ホテル(オリックスホテルズ&リゾーツ)
別府温泉 杉乃井ホテル(オリックスホテルズ&リゾーツ)
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ by IHG
ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ by IHG
別府温泉 竹と椿のお宿 花べっぷ
別府温泉 竹と椿のお宿 花べっぷ