つる舞う形の群馬県からこんにちは。群馬に住んで30年以上、すっかりこの地の名湯に胃袋も肌も掴まれてしまった「湯けむり散歩人」です。定年を過ぎてからというもの、妻と一緒にあちこちの温泉を巡るのが一番の楽しみになっています。
群馬にも草津や伊香保といった素晴らしい名湯がありますが、たまには県外へ目を向けてみると、これがまた驚くような発見があるんです。今回は、最近話題の「温泉むすめ」をきっかけにした名湯探しや、成分を一切薄めない「奇跡の組み合わせ」を誇る宿、そして真の温泉好きなら知っておきたい「純温泉」のお話をお届けします。
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温泉の楽しみ方は人それぞれですが、知識が深まるとその一浴が何倍にも豊かになります。それでは、奥の深い温泉の世界へご案内しましょう。
この記事の目次
温泉むすめが導く!温泉ソムリエ発祥の地・赤倉温泉
まずご紹介したいのが、新潟県の赤倉温泉です。ここは「温泉ソムリエ」という資格が生まれた、いわば温泉好きの聖地のような場所。ここで活躍しているのが、温泉むすめのキャラクター「赤倉茅咲(あかくら ちさき)」ちゃんです。
「キャラクターなんて若者のものでしょ?」と思うかもしれませんが、侮るなかれ。温泉むすめに選ばれている温泉地は、どこも歴史があったり、泉質が抜群だったりする「名湯」ばかりなんです。キャラクターを通じて温泉の豆知識を発信しているので、意外と勉強になるんですよ。赤倉温泉は、まさにその筆頭。妙高山の恵みを受けた極上の湯は、一度浸かればその素晴らしさが肌から伝わってきます。
これぞ魔法!小野川温泉の「奇跡のブレンド」
次にお話ししたいのが、山形県の小野川温泉。ここは「奇跡」と呼ぶにふさわしい源泉の持ち主なんです。普通の温泉地では、源泉が熱すぎると水を入れて温度を下げます(加水)。でも、そうするとせっかくの温泉成分が薄まってしまいますよね。ところが、小野川温泉は違うんです。
なんと、ここには「77〜78度の高温源泉」と「35〜36度の低温源泉」という、極端に温度が異なる2つの源泉があるんです。しかも驚くべきことに、どちらも「含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉」という全く同じ泉質なんです。これ、実はものすごいこと。
普通、温度が低いと成分が薄くなりやすく「単純温泉」になりがちなのですが、ここは違う。この2つの源泉をブレンドすることで、水を一滴も加えずに、成分100%のまま適温の湯を作り出しているんです。まさに自然がくれた完璧な調合ですね。
二つの個性を一箇所で!神の宮温泉「かわら亭」の贅沢
新潟県にある神の宮温泉「かわら亭」も、別の意味で奇跡的な組み合わせを楽しめる場所です。こちらは、全く性質の異なる2つの源泉を混ぜずに、あえて別々の浴槽で提供しています。
一つは、pH9.6という高いアルカリ性を誇る、ツルツル肌になる「美肌の湯」。そしてもう一つは、溶存物質が10,000mg/kgを超えるという、非常に濃厚な「塩化物泉」です。アルカリ性で肌を整え、塩化物泉でしっかり温まって保湿する。この「真逆の性質」を一つの施設で、しかもどちらも一級品の鮮度で楽しめるなんて、温泉好きにはたまらない贅沢だと思いませんか?
鳴子温泉郷の至宝!「ホテルたきしま」の圧倒的な薬湯
さて、私がどうしても熱く語りたいのが、宮城県鳴子温泉郷にある「ホテルたきしま」です。鳴子といえば日本にある泉質のほとんどが集まると言われる温泉天国ですが、その中でもここの「薬湯」は別格です。
浴室のドアを開けた瞬間、ガツンとくる温泉の香り。そして湯船に満たされたお湯は、見るからに成分が濃いことが分かります。ここの薬湯は、体に染み渡るような力強さがあって、浸かっているそばから自分の体が浄化されていくような感覚になるんです。
湯上がりもずっとポカポカが止まらず、まさに「お湯の力」で生かされていると感じさせてくれる場所。マニアの間で語り継がれるのも納得の、唯一無二の体験が待っています。
本当の鮮度を求めるなら「純温泉」という選択肢
最近、温泉の世界で注目されているのが「純温泉」という定義です。皆さんは「源泉かけ流し」ならどこも同じだと思っていませんか?実は、かけ流しであっても塩素消毒をしているケースは少なくありません。
「純温泉」とは、源泉かけ流しにこだわり、かつ塩素消毒を一切行わない、いわば温泉のオーガニック。温泉が持つ本来の香り、肌触り、そして鮮度をそのまま味わうことができるんです。純温泉協会の認定を受けている宿は、それだけお湯の管理に情熱を注いでいる証拠。本当に良いお湯を求めて旅をするなら、この「純温泉」というキーワードをぜひ覚えておいてくださいね。
ここまでご紹介した個性豊かな温泉たちを、分かりやすく表にまとめてみました。
| 温泉地・施設名 | 注目のポイント | おすすめの理由 |
|---|---|---|
| 赤倉温泉(新潟県) | 温泉ソムリエ発祥&温泉むすめ「赤倉茅咲」 | キャラクターを通じて温泉知識を深められる名湯。 |
| 小野川温泉(山形県) | 78℃と35℃の同泉質ブレンド | 加水なし!100%の成分を適温で楽しめる奇跡の技。 |
| 神の宮温泉 かわら亭(新潟県) | 強アルカリ泉&超濃厚塩化物泉 | 性質の異なる2つの源泉で、美肌と温まりを両立。 |
| ホテルたきしま(宮城県) | 圧倒的な濃度を誇る「薬湯」 | 鳴子温泉郷の中でも指折りの、体に効く濃厚な一浴。 |
私たちの暮らす群馬県にも、まだまだ紹介しきれない名湯がたくさんあります。
次はどこへ出かけようか、そんなことを考えている時間もまた、温泉旅の一部ですね。